サウナが人生を変えた!仕事漬けの20代から充実の30代へ | 毎日を楽しむ習慣の見つけ方
- tsuyoemon244
- 2024年8月17日
- 読了時間: 8分
目次

はじめに:現在の私とサウナ
こんにちは。今日は、私の人生を大きく変えた習慣、サウナについてお話しします。
「なぜサウナに入るのか?」そう聞かれたら、今の私はこう答えます。
毎日を楽しみ、充実感を感じたいからです。
具体的には以下のような願いがあります。
- 美味しく食事を楽しみたい
- ぐっすり眠りたい
- 朝、自然に目覚めたい
- 心も体もリフレッシュしたい
- 頭の中も体も、すっきりとした状態でいたい
- 携帯を見る衝動から解放されたい
でも、今のこの充実感に至るまでには、長い道のりがありました。 20代の野望に満ちた日々から、挫折、自己省察、そして新たな発見。 その過程で、サウナは単なる趣味を超えた、人生を支える柱となりました。
それでは、私のサウナとの出会いと、人生の変化について、順を追ってお話ししましょう。
20代前半:野心に満ちた新卒時代
20代の私は、野心に満ち溢れていました。「日本語、英語、中国語を操り、海外で活躍する」。そんな大きな夢を抱いて社会人になったのです。
- 目標:グローバルに活躍するビジネスパーソンになる
- 働き方:朝7時から深夜2時まで、土日返上の猛烈勤務
- 生活:仕事一筋、趣味や私生活はほぼなし
- 心境:「今を耐えれば、いつか報われる」と信じて疑わず
新卒で入社した会社では、毎日が戦争のようでした。朝早くから夜遅くまで、休日返上で働き続けました。
友人や家族との時間?趣味?そんなものは贅沢だと思っていました。
「今を頑張れば、いつか素晴らしい未来が待っている」そう信じて、ひたすら前を向いて走り続けたのです。
振り返れば、自分の限界を超えるような働き方でした。でも当時は、それが「普通」だと思っていたんです。むしろ、「これくらい頑張らなきゃ」という思いが強かったかもしれません。
20代後半:シンガポールでの挑戦
そんな必死の努力が実を結び、26歳でシンガポールで働くチャンスを掴みました。これぞ、夢にまで見た舞台。胸を躍らせながら、新天地に飛び込んだのです。
- 環境:日本語・英語・中国語を駆使する、まさに理想的な仕事
- 同僚:3カ国語を当たり前に話す国際的な仲間たち
- 仕事内容:主に中華圏と日本のお客様を担当
- 生活:相変わらず仕事中心だが、新しい文化や環境に刺激を受ける日々
- 心境:「やっと夢を掴んだ」という達成感と、「まだまだ」という向上心
シンガポールでの生活は、まさに夢の実現でした。多言語を駆使し、様々な国籍の同僚と働く。文化の違いに戸惑うこともありましたが、それも含めて毎日が新鮮で刺激的でした。
時が経つにつれ、言語力も上達し、海外での仕事にも慣れてきました。「ようやく、なりたかった自分に近づいている」。そんな充実感と共に、日々を過ごしていました。
ただ、相変わらず仕事中心の生活は変わりませんでした。休日?それは次の仕事の準備をする時間程度にしか思っていませんでした。
転機:コロナ禍と自己省察
そして、世界中を襲ったコロナ禍。シンガポールでの生活は一変します。
- 数ヶ月間、外出すら許されない厳しい規制
- 仕事はリモートに
- 突然増えた「自分と向き合う時間」
最初は戸惑いました。いつもなら外で過ごす時間も、突然部屋の中だけの生活に。そして、ふと思ったのです。
「あれ?新卒の時に憧れていた姿になれているじゃないか」
確かに、20代の頃に描いていた理想の姿。多言語を操り、国際的な環境で働く。それは間違いなく実現していました。
でも、同時に奇妙な虚無感にも襲われたのです。
- 20代のすべてを仕事に捧げてきた
- 友人との会話は仕事の話ばかり
- 趣味らしい趣味もない
- 「仕事以外の自分」がほとんど存在しない
「こんな自分になるために、これまでの時間や人間関係を犠牲にしてきたのか...」
その瞬間、今まで見えていなかった自分の姿が、はっきりと見えてきました。
確かに、キャリアは順調でした。でも、それ以外の人生の部分は、あまりにも空っぽだったのです。
焦りました。「このままじゃいけない」。そう思い、
急いでグーグルで「30代前にすべきこと」「大人の趣味100選」なんて記事を読み漁りました。山登りをしたり、新しい言語を学んだり。色々試してみましたが、どれもピンとこない。
楽しいからやっているわけではなく、
「こんな多趣味な人間です!仕事以外も楽しんでます!」と言いたいだけのような。
誰にも聞かれてないのに。そんな空虚さを感じていました。
そしてそんな気持ちを抱えながら、4年間のシンガポール生活を終え日本に帰国しました。また環境を変えればこんな悩みもきっとなくなる!と思っていました。
帰国後:リストラと放浪の日々
しかし、帰国して半年後、予期せぬ出来事が起こります。
- 会社で大規模なリストラ
- 私もその対象に
突然の出来事に、最初は打ちのめされました。「こんなはずじゃなかった」。そう思わずにはいられませんでした。でも、不思議と、すぐに気持ちを切り替えることができたのです。
「今まで仕事以外何もしてこなかったし、これは新しいチャンスかもしれない!」
そう考え直し、この危機を新たな機会に変えようと決意しました。
そして、3ヶ月間の「放浪の旅」が始まったのです。
- 3ヶ月間、沖縄・九州・四国などを旅しながら
- オンラインで転職活動
- 新しい自分、新しい人生の方向性を探す日々
この時期は、不安と期待が入り混じった複雑な心境でした。でも、今思えば、この時間が私に大切なものを教えてくれたのかもしれません。
発見:サウナに救われた
元々サウナもすごい好きなわけではなく、たまに大浴場に行って、あったら入るレベルの好きさでした。
放浪中は、ホテル暮らしをしていたので、そのホテルにもサウナがあって、
最初はそんな感じで何気なく入ったんです。ただ汗を流そうと。
そしたら、なぜかその日のサウナ後のご飯がめちゃくちゃ美味しい!
そして、その晩、驚くほどぐっすり眠れたんです。
そして翌朝。
「なんだこの爽快感は!」
朝の目覚めが、信じられないほど気持ちよかった。頭がすっきり、体が軽い。まるで生まれ変わったような感覚でした。
ふと思ったんです。
あれ、こんな感覚が毎日続けば、めちゃくちゃ楽しい人生なんじゃないか??
そこからというもの、サウナにハマっていきました。そしてサウナが支えてくれました。旅行もあんまりしたことなく、どこに行っていいかわからない自分はとりあえずサウナ行こう!と思いました。
そしてサウナしか行ってなくても気持ちよくてその日1日がいい気分なんです。
同時にオンラインで転職活動もしていて、面接でうまくいかなかったときは、サウナに行って切り替える。そしてまた頑張ろうと思える。面接がうまく行った日はサウナで喜びを噛み締める。
そしてその不安定な生活も乗り切ることができました。
サウナは、私にとって単なるリラックスの場所ではありませんでした。それは、挫折を乗り越え、希望を見出し、自分自身と向き合う特別な空間となったのです。
変化:サウナがもたらした日常の喜び
サウナを生活に取り入れてから、日常が驚くほど変わりました:
- 夜はぐっすり眠れるように
- 朝は自然に、そして爽やかに目覚められる
- 食事がより美味しく感じられる
- 心身ともにリフレッシュ
- 仕事への集中力が増す
- ストレス耐性が上がった気がする
- 小さな幸せに気づけるようになった
特に大きかったのは、「毎日の当たり前」に感動できるようになったこと。朝起きた時の爽快感、食事のおいしさ、夜ぐっすり眠れること。今まで当たり前すぎて気づかなかった幸せを、はっきりと感じられるようになったのです。
現在:サウナを中心とした充実した日々
今の私の生活は、こんな感じです。
- 朝6時に自動でカーテンが開く
- 同時にアロマの香りが部屋に漂う(爽やかな柑橘系)
- スマホの耳障りなアラームをやめて、Spotifyで森の音、鳥の音を流す。
- 良い目覚めで、1日を気持ちよくスタート
- 最低でも2日に1回はサウナに(オールドルーキーサウナ新宿店)
- サウナ後の食事が美味しい
- 仕事にもプライベートにも、メリハリをつけて取り組む
サウナは、もはや単なる趣味ではありません。毎日を楽しく、充実したものにする大切な習慣。私の人生の柱となっているのです。
振り返れば、サウナとの出会いは、私に「バランスの取れた人生」を教えてくれました。仕事一筋だった日々から、心身ともに健康で充実した日々へ。サウナは、その転換点となったのです。
おわりに:あなたの「毎日を楽しくする習慣」
私の場合はサウナでした。でも、皆さんにも「毎日を楽しくする習慣」があるはずです。それは何でしょうか?
もしかしたら、それはまだ見つかっていないかもしれません。でも、探してみる価値は十分にあります。なぜなら、それがあなたの人生を大きく変える一歩になるかもしれないからです。
ここまで読んでくれてありがとうございます。